漫画の考察

ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧(最新刊まで)と死亡フラグを考察

ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧(最新刊まで)と死亡フラグを考察

ゴールデンカムイは苛烈な戦闘シーンが多いためか、死亡キャラクターも非常に多くなっています。

作品に登場するだけで「死亡フラグが立つ」とも言われており、お気に入りのキャラクターが次回には死亡してしまうということもしばしば。

また、死亡キャラもかなりの数になっており、全員を把握するのは難しくなるでしょう。

そこで今回は、ゴールデンカムイの死亡キャラをメインキャラを主としながら紹介していこうと思います!

そのキャラの死に際や経緯なども細かく説明するため、是非ともチェックしてみてください(^^)/

ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧(1巻〜最新刊まで)


ゴールデンカムイは、その作風から、非常に死亡キャラが多いと言えます。

一話限りのキャラクターはもちろん、時にはメイン格のキャラクターも容赦なく死亡してしまうのです。

そこで、以下に2021年12月29日まで刊行されているゴールデンカムイ28巻までの死亡キャラを紹介していきます!



尚、紹介は

メイン格のキャラクター

メイン格のキャラクター関係者

刺青の囚人

その他の重要人物

と分類して紹介しております。

・以下の内容には多大なネタバレが含まれますので、これからゴールデンカムイを読もうとしている人は注意してください(+_+)

・2021年12月29日現在刊行されているところまでです、週刊ヤングジャンプ本誌での死亡キャラは含まれません!

・絞りましたが、非常に多くなっているので注意してください(+_+)

メイン格のキャラクター

前述の通り、ゴールデンカムイはメイン格のキャラクターも時に容赦なく死亡します。

以下、物語に深くかかわるメイン格の死亡キャラクターを紹介します。

ウイルク

ウイルクはゴールデンカムイ屈指のキーキャラクターである「アシリパ」の父。

物語当初は死亡したとされていましたが、後に「のっぺら坊」となって生きていることが判明します。

物語中盤、網走監獄にて本人がようやく姿を現し、アシリパが懐く「杉本佐一」に何か言葉を語ろうとしました。

ですが、それは叶うことなく、キロランケに誘導された「尾形百之助」が放つ凶弾に撃ち抜かれて死亡します。

以降、主な登場シーンは回想のみに絞られます。

ですが、「ソフィア」や「鶴見篤四郎」をはじめとした多くの人々の人生に関わり、結果的に狂わせた人物として扱われているようです。

物語の中核を担う人物であると同時に、物語においては全ての元凶とも言える人物でしょう。

尚、物語の中で大きく性格が変化したキャラクターであると語られており、昔はかなり苛烈であったことがわかります。

しかし妻と結婚し、アシリパが生まれたことで心境が変化し、穏やかになったと言われているようです。

キロランケはその性格の変化を「弱くなった」として反感を抱いていたことが、キロランケの裏切りに繋がります。

キロランケ

キロランケはアシリパが「ニシパ(兄貴)」として慕う人物であり、ウイルクを昔から知る数少ない人物です。

アシリパに父の生存を示唆した存在で、独自の目的を掲げて行動を共にしていました。

その真の目的は、のっぺら坊ことウイルクの殺害

杉本らに同行したキロランケは、尾形と結託することでそれを為しました。

更に彼をウイルク殺害の犯人と知った「インカラマッ」に成り行きとはいえ重傷を負わせて逃走。

アシリパと「白石由竹」、尾形を伴って樺太へと向かいます。

樺太に向かった理由は、かつての仲間である「ソフィア」とアシリパを引き合わせるためでした。

しかし、引き合わせた後の道中で、アシリパを追いかけて樺太を訪れていた杉本一行の「谷垣源次郎」「月島基」「鯉登音之進」と遭遇。

インカラマッと恋人関係にある谷垣が彼の姿を見て逆上し、戦闘を開始します。

吹雪の中、流氷の上で熾烈な攻防を行いますが、鯉登の猛攻の末に敗北。

駆け付けたアシリパが金塊の鍵を思い出したことを聞き届けると、息を引き取りました

後に、キロランケはウイルクに強い敬愛や憧憬を抱いていたことが判明。

しかし、家族ができたことでその憧憬を抱いたウイルクがいなくなってしまったと感じ、計画を企てたのです。

家永カノ

家永カノは刺青の囚人として登場し、土方陣営の人物として物語に関わっていたキャラクター。

一見すると美しい女性なのですが、実は男性であり、本名は「家永親宣」と判明しています。

「同物同治」の理念を持ち、自分が気に入った人間の部位を食す異常者として最初は登場。

そのためにホテルを経営し、宿泊した客を処理していたのですが、そこを訪れた「牛山辰馬」と杉本一行によってホテルは破壊。

家永は牛山に保護されて、そのまま行動を共にしました。

後にその身柄を第七師団に拘束されてしまうのですが、腕が良い外科医であったためか、そこまで厳しい扱いは受けなかったことが伺えます。

第七師団では身柄を拘束されていたこともあってか、大人しくしていたのですが、妊娠したインカラマッを谷垣が連れ出す際に協力

谷垣を殺そうとする月島を足止めしますが、反撃により致命傷を負ってしまい、そのまま死亡します。

尚、家永が美しい女性の姿を取るのは、美しい母親の影を追い求めていたからであることが明らかになっています。

インカラマッを助けたのも、かつて母が流産してしまった記憶や、女性として「完璧な姿」になることを期待しての行動であったことが伺えますね(^^)/

宇佐美時重

宇佐美時重は第七師団に所属するキャラクター。

鶴見に心酔する軍人の一人であり、鶴見に描かれたラクガキを刺青にして残すくらいには入れ込んでいます。

非常に嫉妬深く、猟奇的な思考を持つ人物であり、鶴見に気に入られた人間を敵視して害そうとする傾向にあります。

特に自分を「鶴見の安いコマ」と称した尾形には敵愾心が強く、事あるごとに悪態をついたりしていました。

サッポロビール工場の攻防においても、その敵愾心を発揮して尾形を攻撃。

一時は優位を取るものの、尾形に銃の弾丸を渡してしまったことが災いし、反撃を受けて撤退します。

逃げる宇佐美でしたが、死線を潜ったことで狙撃手として復活を遂げた尾形によって狙撃。

弾丸が命中したことで致命傷を負い、落馬しました。

落馬した宇佐美のもとに鶴見が駆け付け、宇佐美は自ら手に入れた刺青人皮と、とある密書を手渡します。

その行動を鶴見は称え、「大切な戦友」と認めて右手の小指を食い千切りました。

時重くんは私の中で一番のひととして生きていく」という言葉を聞き、宇佐美は満足そうに息を引き取ります。

海賊房太郎

海賊房太郎は刺青の囚人として登場し、一時杉本陣営と手を組んで戦った人物。

長身、長髪の男性で、水中及び水上の戦闘を得意としています。

数多くの犯罪を犯した人間ですが、土方陣営や第七師団と対抗するために杉本が結託を提案。

独自の情報網などを駆使して共闘していきます。

人懐っこく、杉本陣営にも早々に馴染んだのですが、ビール工場におけるアシリパと刺青人皮攻防戦で突如アシリパを誘拐

攫ったアシリパをそそのかして金塊を独り占めしようとしますが、アシリパの拒絶によって足止めを食らいます。

足止めをされた末に第七師団の月島と鯉登との戦闘に発展し、鯉登を得意の水中で追い詰めていくものの、月島の援護を食らい重傷を負いました。

アシリパをまんまと連れ去られてしまったのです。

その汚名返上とばかりに杉本陣営と再び結託。

ビールの移動販売車を駆り第七師団を追うものの、その攻防の中で白石を庇って銃弾を食らい、致命傷を負ってしまうことに。

最後は海賊が気に入っている白石に刺青人皮を全て渡し、金塊のヒントと「出世しろよ」という言葉を残して息絶えました

後に海賊の遺言として残された言葉は暗号解読のための1ピースとして役立ち、金塊に近づくための一歩として確かに生かされました。

菊田杢太郎

菊田杢太郎は第七師団に所属するキャラクター。

鶴見の部下として行動しているものの、実は中央政府より派遣されたスパイ

鶴見の一挙手一投足を監視することを命じられた他、いざとなれば鶴見を殺す役割を担っています。

実は杉本が陸軍に入隊することになった原因を作った人物

かつて田舎から出た杉本を「ノラ坊」と呼び、一時期面倒を見ていた恩人のような存在でした。

杉本が被っている軍帽の持ち主でもあり、菊田が彼に死んだ弟の軍帽を譲っていたのです。

鶴見に対するスパイとして行動をしていましたが、宇佐美が確保した菊田の密書によりスパイ行為が発覚。

それを証拠に鶴見から銃撃を食らい、瀕死の状態になってしまいます。

死に際に「あんたを倒すのはノラ坊さ」と言い放つと、鶴見に付き従っていた月島によって追い打ちをかけられて死亡しました。

メイン格のキャラクターの関係者

ゴールデンカムイに登場する、メイン格のキャラクターに関係する死亡キャラクターを紹介。

1話限りのゲストではないキャラクターを分類しております。

順番は死亡が確認された順番となっていますのでご了承ください(+_+)

寅次

寅次はゴールデンカムイの主人公である杉本の幼馴染であり親友。

作品の開始時点では既に死亡している人物として登場しています。

死亡の原因は戦場での傷。

杉本とともに日露戦争に出兵し、戦死したと描写されました。

尚、第1話に登場する寅次の描写は杉本の白昼夢。

半分は本当にあった出来事ですが、より残酷に、より鮮烈に脚色されています。

その後も杉本の回想に登場し、第150話にて死亡時の描写が別の視点で描かれました。

二階堂洋平

二階堂洋平はゴールデンカムイの登場人物である「二階堂浩平」の双子の兄弟。

第15話に登場し、第18話で死亡しました。

第七師団の兵隊として登場し、「鶴見篤四郎」の部下として兄弟共に行動をしていました。

ですが、第七師団に身柄を拘束されていた杉本との格闘の末に死亡

その内臓を脱出のための道具にされるなどの憂き目に遭っています。

尚、浩平は洋平の死後も登場。

半身を殺された恨みを杉本に抱き、精神に異常をきたしながらも邁進しています。

二階堂浩平のキャラ付けの強さは、この洋平の死後から始まっていると言っても過言ではありませんね(+_+)

花沢勇作

花沢勇作はゴールデンカムイのメイン登場人物である尾形の異母兄弟。

作中では既に死亡した人物として登場します。

第七師団の一員であり、陸軍少尉の階級と、聯隊旗手の役割を担っていました。

常に軍帽を被った姿で描かれ、その顔が明確にされたことはありません(+_+)

日露戦争には彼も出征し、その最中に戦死。

ですが、実は尾形が彼の頭を狙撃したことが死因であると語られています。

既に故人であるため、回想の中で登場するのが主。

しかし尾形の前には度々亡霊のような幻影として登場しており、何らかの意味を含まされていることが示唆されています

また、第275話にて実は杉本が勇作の見合いの替え玉となっていたことがあるという事実が発覚。

意外な繋がりがあったことが明かされました(^^♪

フィーナ

フィーナはゴールデンカムイのメイン登場人物である鶴見の関係者。

ロシアで潜入スパイとして活動していた鶴見の妻です。

鶴見との間に「オリガ」という娘を授かっていました

鶴見の正体には薄々感づいていたと言われていますが、あくまで一般人として扱われています。

作中では既に故人。

スパイであった鶴見を狙うロシアの秘密警察「オフラーナ」との戦闘の際に流れ弾に当たって死亡しました。

鶴見は死んだフィーナとオリガの指骨を保管して持ち歩いており、特別な感情があったことだけは確かであることが伺えます(+_+)

高木智春

高木智春はゴールデンカムイの登場人物である宇佐美時重の幼馴染。

宇佐美とともに故郷の新潟に戻っていた鶴見を慕っていた少年でした。

しかし、宇佐美は鶴見が高木を褒めていることを知って嫉妬の末に殺害

12歳で若い命を散らしてしまいました。

尚、この死は鶴見が自分の馬が彼を蹴り殺したとして、宇佐美を庇うことに。

結果的に鶴見が第七師団へと派遣される原因を作りました。

この出来事を宇佐美は「童貞消失」として特別視している様子が見られます(+_+)

有古シロマクル

有古シロマクルはゴールデンカムイの登場人物である「有古力松」こと有古イポプテの父。

アイヌの金塊を探す集団の一人でありましたが、気性の荒いアイヌたちについていけず、捜索隊を脱した人物でした。

作中本編では既に死亡した人物として登場しています。

鶴見が「アイヌの金塊の在処を知る老人」の情報を追い求める際に情報源として尋ねた相手でもあります。

その際に鶴見が「ウイルクに対する毒矢」としてウイルクの出生や思惑に関する疑念を投じ、行動をそそのかします。

そそのかされた結果、シロマクルに与えられた情報からアイヌたちは仲間割れ。

殺し合いに発展し、自身もその巻き添えで死亡してしまいました。

生前シロマクルが作成したマキリは息子であるイポプテに渡り、イポプテはそれを肌身離さず持っていました。

そのマキリがイポプテを凶弾より救い、イポプテの生存に繋がったのです。

刺青の囚人たち

ゴールデンカムイに登場する「刺青の囚人」たちの死亡キャラを紹介します。

基本的に金塊の在処を示す刺青は、その人間の皮を剥いで解読することが前提の代物。

更には刺青の囚人たちは凶悪犯及び異常者が多く、和解できるという展開はほぼありません。

そのため、非常に死亡したキャラクターが多いと言えます(+_+)

二瓶鉄造

二瓶鉄造は刺青の囚人として登場したキャラクター。

「そいつが一つの山に入ればそこの熊がすべて消えてしまう」とも言われた熊撃ちの名手です。

第22話から登場し、第28話にて死亡しました。

勃起!」が口癖の豪放磊落な人物であり、山の中で行き倒れになっていた谷垣と共に一時行動を共にしています。

刺青の囚人の中では金塊に興味が無い人物として描写されました。

そのため、作中では金塊を探すよりも、自身の「猟師として生き、死んでいく」という欲求のままに行動をしていました。

最終的には絶滅したと言われていた「エゾオオカミ」の「レタラ」と遭遇。

レタラと「殺し合い」に興じますが、レタラを追い詰めたところで、レタラの妻であるメスのエゾオオカミによって殺害されてしまいます。

レタラとの死闘の末の決着に「満足だ」と笑みを浮かべてその一生を終えました

彼の生きざまと死生観は、共に行動した谷垣に大いに影響を及ぼし、口癖と共に受け継がれた様子が見られます(^^)/

辺見和雄

辺見和雄は刺青の囚人として登場したキャラクター。

一見すると人畜無害そうな人物ではありますが、実は息をするように人を殺す殺人鬼です。

第37話から登場し、第41話にて死亡しました。

幼い頃に弟が猪に食われてしまうところを目撃して以来、人の命が散らされていく瞬間の煌めきに想いを馳せるようになった異常者。

その光と虚ろな目に魅入られ、興奮と羨望を求めて殺人を繰り返す人物となりました。

また、自身もいずれは「全力で抗った末に、絶望の泥の中で弟のように殺されたい」という願望を抱いており、自身を殺してくれる理想の相手を探していたのです。

杉本らと出会った当初は自身が刺青の囚人として気づかれておらず、現地の人として交流。

その優しさと、根底にある「人殺し」の臭いに魅了され、次第に杉本へと好意を抱くと同時に、彼に殺されたいという欲求を抱くようになります。

そんな杉本を殺したい、殺されたいという欲求のままに行動し、彼に襲い掛かるものの、突然現れたシャチによって海に引きずり込まれてしまうのです。

唐突かつ理不尽な死の襲来に歓喜しながら死亡し、杉本たちに死体を回収されて刺青を剥がれてしまいました。

インパクトのありすぎるキャラクター性を持つ人物であり、単発の刺青の囚人の中ではカルト的な人気を誇ります

SNS上では彼を愛好する人も存外に多く見られますね!

若山輝一郎

若山輝一郎は刺青の囚人として登場したキャラクター。

ヤクザであり、上半身に別の刺青が入っていたため、下半身に刺青を彫られた特異な人物でした。

第65話から登場し、第69話で死亡しました。

様々な賭場を仕切る人物であり、苫小牧の競馬場でも八百長を行っていましたが、キロランケによって大損。

彼を追っていたものの、途中でその地域一帯を荒らす赤毛の熊と遭遇。

生き残るために一時停戦して杉本陣営と協力をします。

恋人である「仲沢達弥」と仲違いしつつも、杉本らに協力し、一度は熊に餌にされかけるも、強靭な肉体で復活。

赤毛の熊討伐の依頼を出していたアメリカ人牧場経営者「エディー・ダン」の運転する車に乗って、「姫」である仲沢を救出しに舞い戻りました。

その後は仲沢を襲う熊を撃退するものの、熊によって致命傷を負い、仲沢と手を取り合って死亡

後述する姉畑などと並び、作品の中でも屈指のインパクトを残す刺青の囚人となりました(+_+)

鈴川聖弘

鈴川聖弘は刺青の囚人として登場したキャラクター。

詐欺師として名を馳せた人物であり、擬態能力は非常に高く描写されています。

第86話から登場し、第97話で死亡しました。

登場当初は脱獄囚としてアイヌの村を占領し、拠点として使っていました。

アイヌに擬態して杉本らを欺きますが、アイヌの文化を知らないことを見抜かれてしまいます。

そのまま逃げようとしたものの、杉本らに捕縛されて、その能力を利用されることに。

網走監獄にて監獄長を務める「犬童四郎助」に扮して、杉本共に第七師団に囚われた「白石由竹」の救出に協力

上手く犬童の特徴をとらえて犬童を演じていたものの、犬童の特徴の一つを知らず、偽物だと発覚してしまいます。

その特徴を見抜いた鯉登によって射殺されてしまいました。

坂本慶一郎

坂本慶一郎は刺青の囚人として登場したキャラクター。

「稲妻強盗」とも噂される人物で、銃弾を振り切るほどの俊足を持つと描写されています。

第102話から登場し、第107話で死亡しました。

妻であり、同じ盗賊であった「お銀」と共に小樽の賭博場に借金のカタとして売られた刺青人皮を狙って行動を開始。

小樽で出会った土方の部下「夏太郎」と「亀蔵」と共に賭博場を襲うものの、実はそれこそが第七師団が坂本を捕らえるために仕掛けた罠でした。

第七師団を相手に自慢の脚力で逃走をしていたものの、最終的には鶴見に追い詰められ、全身を銃弾で貫かれて死亡しました。

お銀も抵抗をしたものの、鯉登によって一太刀で首を落とされて死亡

彼らが生んだ子供はアシリパの祖母のいる集落へと預けられていきました。

姉畑支遁

姉畑支遁は刺青の囚人として登場したキャラクター。

第108話から登場し、第113話で死亡しました。

自然を大いに愛する学者ですが、その動植物への愛が非常に行き過ぎてしまったせいで、動植物に対して性的な興奮を覚える異常者として登場します。

動植物を愛でながら、動植物を犯し、自身と交わった動植物を「私は何と汚らわしいことを」と口走りながら害すという矛盾した行いをする人物でした。

その行いの残骸を見たアシリパが憤慨したこと、犯人が谷垣であると疑われてしまったことが原因で、杉本一行にその行方を追われることとなります。

当の姉畑はヒグマと交わることを目的としており、釧路湿原にてヒグマを探し、ついに遭遇。

アシリパや杉本と攻防を繰り広げた末に、ついに本懐を成し遂げてしまいます。

そのまま強い興奮で腹上死しました。

キャラクター性、その経緯、全てが屈指の異常者として多大なインパクトを残した囚人キャラクターです。

さすがに地上波では登場させられなかったのか、アニメでは登場シーンが削られてしまっています

ですが、後にコミックス特別版付属のOVAに登場を果たしました(^^)/

土井新蔵

土井新蔵は刺青の囚人として登場したキャラクター。

第151話から登場し、第154話で死亡しました。

実は土井新蔵という名前は偽名であり、本名は不明。

「人斬り用一郎」として名を馳せた暗殺者でした。

脱獄した後は耄碌した様子でヤン衆に紛れて暮らしていましたが、かつて彼が人斬りとして殺した人物の子の襲撃で覚醒。

大立ち回りを演じました。

ですが、土井を追いかけて訪れた土方との立ち合いで致命傷を負い、敗北。

最期にアイヌであった妻の幻影を見て、満足したまま死亡したのです。

関谷輪一郎

関谷輪一郎は刺青の囚人として登場したキャラクター。

第172話から登場し、第177話で死亡しました。

家畜獣医だったのですが、毒物を使って人を30人以上殺したと語る人物です。

若い頃に娘を落雷で亡くして以来、「運」と「神」を試すような方法で毒殺に手を染めるようになったと作中で語られています。

その得意の毒知識を用いて土方と牛山、門倉を追い詰めますが、実は土方は飲んだ毒の拮抗作用を活用して生きていました。

そのまま土方によって致命傷を負わされて死亡。

最後に自身の死に対して「神はいた」と満足して逝ったのです。

松田平太

松田平太は刺青の囚人として登場したキャラクター。

第217話から登場し、第220話で死亡しました。

砂金採りを生業としている男性で、一件人畜無害ですが、実は多重人格者であることが明らかになります。

その人格の中には危険な人食い熊の人格も含まれており、それが表面化することで人を殺害してしまうと描写されていました。

自分の中に人食い熊がいることに自覚がないような言動を見せていたものの、アシリパによって松田こそが人食い熊の人殺しであることが看過されてしまいます。

その際に人食い熊の人格が表面化し、杉本らを襲いますが、その最中で元の平太の人格が舞い戻ってきました。

そして、自分で人食い熊と決着をつけるために、アイヌ猟師の罠を利用して自害

「やっと私のウェンカムイを消すことができた」と満足げに息を引き取りました。

マイケル・オストログ

マイケル・オストログは刺青の囚人として登場したキャラクター。

第225話から登場し、第255話で死亡しました。

名前は英語調ですが、これは偽名であり、国籍不明の人間として扱われています。

英国に現れた殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」その人であり、自身を「処女から生まれた神の子」であると嘯く危険人物。

娼婦たちを狙って犯行を繰り返し、犯行後に自らの体液を残していくというこだわりを持っています。

しかし、結果的に残した体液のせいで自分の正体がバレ、追い詰められることとなりました。

その最中にアシリパを捕らえますが、アシリパにコンプレックスを刺激されるような言葉を貰ってしまいます。

アシリパを害そうとしたところで杉本によって苛烈な拷問紛いの攻撃を受けて、窓から蹴落とされたのです。

そのまま落下地点に偶然いた牛山に見つかり、頭を踏み砕かれて死亡しました。

上エ地圭二

上エ地圭二は刺青の囚人として登場したキャラクター。

第233話から登場し、第257話で死亡しています。

体中に手製の刺青を入れていることが大きな特徴です。

普段は飴売りとして活動していますが、その実子供を獲物として付け狙う殺人鬼

過去の経験から人のがっかりした顔を特に好物としており、作中でも他人のがっかりとした顔に喜ぶ様子が見られています。

刺青の囚人を狙う戦いの様子を見て、自分に刻まれた刺青を上書きし、滅茶苦茶にしたことを、高所にて全裸になってアピールし暴露。

がっかりとした顔を期待するものの、実は刺青人皮は全て集めなくても暗号が解けるということが判明済みだったため、見向きもされませんでした

自身を無視する人々に激昂して騒ぐものの、その衝撃で高所から足を滑らせて落下。

窓ガラスに映った自分のがっかり顔を見て歓喜しながら地面にたたきつけられ、死亡しました。

その他の人物

ゴールデンカムイに登場するその他の死亡キャラを紹介します。

名前があり、死亡したと描写された、その他の重要キャラたちです。

江渡貝弥作

江渡貝弥作は第71話から第80話に登場した人物。

夕張で「江渡貝剥製所」を開く剥製職人です。

動物の剥製を制作する優れた職人ですが、その裏で人間の皮を使い、剥製を作る異常者でもありました。

人間の皮を利用した剥製作りの腕を見込まれ、鶴見によって刺青人皮の偽物を制作する依頼を受けた人物。

試行錯誤を繰り返し、本物とほぼ変わらない6枚の偽刺青人皮を作り出すものの、尾形によって剥製所が襲撃されてしまいます。

襲撃を受けて炭鉱へと逃走しますが、ガス爆発に巻き込まれてしまい、逃走不可能に。

監視を行い、逃走を幇助した月島に偽の刺青人皮を託し、その見分け方に関するヒントを教えて死亡したのです。

彼の作成した偽の刺青人皮は後々になるまで作中に登場し、暗号と金塊を巡る戦いに大きな混乱をもたらしました

熊岸長庵

熊岸長庵は第83話から第90話に登場した人物。

紙幣を偽造した罪で投獄されていた画家でした。

樺戸集治監にて白石らと共に収監され、白石が後に脱獄王と呼ばれる原因を作った人物です。

その後鈴川聖弘の脱獄計画に乗っかる形で脱走し、刺青の囚人である鈴川聖弘と共にアイヌの村を乗っ取って潜伏していました。

熊岸は紙幣偽造の能力を買われ、監禁されて贋札を量産する役割を担っていたのです。

しかし、村を訪れた杉本一行によって鈴川の嘘がバレたことで杉本らが大暴れし、偽アイヌを相手に大立ち回りを繰り広げます。

その過程でアシリパを逃がそうとしますが、杉本らを狙って飛んできた偽アイヌの毒矢が命中

対処ができず命を落としてしまったのです。

その最中に「作ったものには共通するこだわりがあるかもしれない」「材料から新作よりもこだわったものを使ったり…」と言い残します。

この言葉が後にアシリパが贋作の刺青人皮を見抜く一つのヒントとなりました。

犬童四郎助

犬童四郎助は、網走監獄の監獄長として登場するキャラクター。

今でこそ網走監獄の監獄長として君臨していますが、かつては樺戸の集治監に勤めていたことが明らかになっています。

囚人を硫黄山で働かせて資金を調達する他、偽ののっぺら坊を用意して、本物は自分が独自に管理するなど、用意周到に動く傾向がある人物として描写。

その反面、土方に対しては強い執着心を示しており、彼を生きたまま自分に屈服させることを目的としている節があります。

網走監獄襲撃の際に、のっぺら坊の居場所を探す土方を教誨堂におびき出して襲撃。

自身と土方を鎖で繋ぎ、逃げ場のない状態で刃を交えます。

ですが、土方の機転からの一刀の前に斬り伏せられ、潔く首を落とされて死亡しました。

ゴールデンカムイの人気キャラの死亡フラグを考察

ゴールデンカムイは死亡者を書き連ねただけでも非常に多くのキャラクターが存在。

中には物語に深く関わるキャラクターもさらりと死んでしまうことも。

しかし、そのようなキャラクターたちは時に自分が死ぬ前に「死亡フラグ」を立ててしまっていることもあるのです!

以下、ゴールデンカムイで死亡フラグを立てている人気キャラクターについて考察していきます(+_+)

土方歳三

ゴールデンカムイで死亡フラグを立てている人気キャラとされているのが「土方歳三」。

彼の死亡フラグは以下のようなものが囁かれています。

・永倉新八曰く「死地を探している」

・金塊を巡る最後の場所が「函館五稜郭」

・ヤングジャンプ本誌で土方の戦闘シーンが増えている

・ヤングジャンプ本誌にて土方の回想シーンが入った

特にヤングジャンプ本誌の描写増加に不安を覚える人も多いようです(+_+)

土方は元より史実では死亡している人物。

更に、五稜郭を逃せば土方は死地を逃すのではないかとも囁かれており、死亡する説が濃厚です。

牛山辰馬

ゴールデンカムイで死亡フラグを立てている人気キャラとされているのが「牛山辰馬」。

ゴールデンカムイでも屈指の最強フィジカルを誇る牛山ですが、以下の死亡フラグがあると囁かれています。

・ヤングジャンプ本誌で大立ち回りを演じている

・「この牛山辰馬を神話に加えなよ、百年後のアイヌにだって大ウケするぜ」という言葉を発している

多くのキャラクターが死亡することがある漫画作品においては、大活躍した次の回に死亡するということはありがち。

そのため、作中最強レベルのフィジカル持ちであろうと危ないのではないかと囁かれています。

ですが、牛山は数度存在した死亡フラグをひっくり返した経験も

今回もひっくり返してくれるのではないか、という期待もあるようです!

谷垣源次郎

ゴールデンカムイで死亡フラグを立てている人気キャラとされているのが「谷垣源次郎」。

読者にも作者にも愛されている谷垣ではありますが、以下のような死亡フラグが立っていると話題に。

・インカラマッとのやり取りが死亡フラグ

・一度月島に見逃されているが、わざわざ死地に戻って来た

・「必ず戻る、俺は不死身だ」と発言している

戦闘力がとびぬけて高いわけではないことや、性格がまともであることも根拠として挙げられているようです。

死亡フラグが立ちすぎている人間として言われており、谷垣の身を案じる声も多く出ています。

ですが、ここまでフラグが立っている分、逆に死なないのではないかとも囁かれています。

また、作者に愛されていることからも、死ぬことは無いのではと推測されることがありますね(^^)/

月島基

ゴールデンカムイで死亡フラグを立てている人気キャラとされているのが「月島基」。

常識人枠かと思いきや、近年の描写でかなり闇が深いと言われている月島。

以下のような死亡フラグが囁かれています。

・一度死亡フラグが折れたことがある

・月島の死んだような目が輝く描写がある

・鶴見に対する「地獄行きの特等席を開けておく」という言葉に「鶴見中尉の隣は私の席だ」と言い返す

・いご草ちゃんが生きている可能性が示唆されている

近年の闇が深い描写はとにかく月島のファンが彼のメンタルを心配するほど。

不安定で静かな狂気を放つ様子が、死亡フラグを立てていると推測されているようです。

全く死ななそうなキャラクターは?

ゴールデンカムイは登場するだけで死亡フラグが立つと言われている作品でもあります。

ですが、このゴールデンカムイにおいて、逆に全く死亡フラグが見えないキャラクターも

以下、死亡フラグの一片も立たないと推測されるキャラクターです。

・アシリパ

・白石由竹

・門倉利運

アシリパと白石に関しては、死亡フラグが立たないキャラクターとして度々SNS上で言及されています

そこに杉本を加えた黄金トリオは死亡しないのでは、ともよく言われているようですね。

アシリパは子供であること、白石は生存能力に長けていることからも、死亡フラグは非常に立ちにくいでしょう(^^♪

門倉はとにかく悪運が強いと設定されたキャラクター。

様々な不運を呼び寄せる特徴を持ちますが、その反面なぜか自身の生存に関する事項になると極端な幸運を発揮します。

間違いなく死ぬようなシチュエーションにありながらも、完全に無事で生き残ったという実績もあります。

以上のことから、アシリパと白石、門倉に関しては死亡することは無いと推測されます(^^)/

ファンの人たちは一安心でしょう!

ゴールデンカムイの死亡キャラ一覧のまとめ

ゴールデンカムイには死亡キャラが多数登場します

今回紹介した物語に関わるキャラクターの他、多数のキャラクターが作品中でその命を散らしていきました。

時には物語に深く関わるキャラクターすらもあっさり死亡してしまうのが特徴です。

尚、今回記述したキャラクターたちはごく一部であり、作中ではもう少し多くのキャラクターが死亡しています。

今後もかなり多くのキャラクターが死んでいくことが予想されます。

ですが、中には「確実に安全だろう」と思われるキャラクターも

死亡フラグビンビンのキャラクターが多い中、非常に珍しいと言えますね(^^)/

最後までご覧いただき、ありがとうございました!