天国と地獄の「入れ替わり方」について考察しています。
満月の日。
階段から転げ落ちたことで体が入れ替わってしまった日高陽斗と望月彩子。
ストーリーが進むにつれて、そのカラクリが徐々に判ってきました。
また、「入れ替わりはこれが初めてではない」とう仮説も!
2人は元の体に戻ることができるのかどうかについても予想してみたいと思います。
Contents
天国と地獄【考察】入れ替わり方!階段落ちに意味が?
天国と地獄のドラマの中で、望月彩子と日高陽斗が入れ替わった条件についての考察。
入れ替わり方(必要条件)
- 満月の日である
- 名前に「太陽」、「月」に関係する文字が含まれている
- 一方が丸い石を所持している
- 階段落ち
これらの条件が、「入れ替わり」に絶対に必要であるかどうかはまだわかりません。
少なくとも日高陽斗と望月彩子が入れ替わった時、全ての条件を満たしていたことは確かです。
満月の不思議な力
古くから満月には不思議な力があると言われています。
代表的なところでいうと、潮の満ち引きには「月の引力」が関係していることは科学的にも証明されています。
「天国と地獄」では、「満月の日」に「入れ替わり」が起きています。
2人が入れ替わるシーンの直前、「満月」が映し出されていました。
日高<彩子>が、元の体に戻ろうとして、無理やり同じ場所で彩子<日高>を巻き込んで階段落ちをした時も、直前に月(満月ではない)が映し出されていました。
この時は、案の定、入れ替わりは起きませんでした。
「太陽と月の伝説」
「天国と地獄」の入れ替わりには、「月」だけでなく「太陽」も関係しています。
「天国と地獄」は、森下佳子さんのオリジナル脚本ですが、奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」が一部モチーフにされています。
月と太陽の伝説
太陽は本当は月で、月は本当は太陽になるはずだった・・。
ある日の夜。
月と太陽はこんな約束をします。
「明日の朝、お腹に“シヤカナローの花”が咲いていた方が太陽になる。」
翌朝、月よりも早く起きた太陽は、月のお腹に“シヤカナローの花”が咲いているのを見つけます。
それを見た太陽は、「どうしても自分が昼の太陽になりたい」と思い、月のお腹に咲いている”シヤカナローの花”を自分のお腹の上に移し替えます。
こうして、太陽は昼に、月は夜にでることになった。
しかし、不正を働いた太陽は、眩しくて誰もその姿を見続けることができず・・。
月は優しい光のおかげで、ずっと見続けることができるようになった。
望月彩子と、日高陽斗は、お互いに名前の一部に「望」「月」「日」「陽」という文字が含まれているため、入れ替わりが起きたようです。
ちなみに「シヤカナローの花」は、架空の花です。
実際にモチーフになっているのは「サガリバナ」ではないかと言われています。
- 毒を持つ植物
- 花言葉「幸福が訪れる」
- 一夜だけ花が咲く
相反する意味を持つ植物ですね。
ホノホシ海岸に丸い石は実在する!
「天国と地獄」で、日高陽斗が持っていた丸い石。
実は、奄美大島のホノホシ海岸に実在します。
ホノホシ海岸に砂浜はなく、波に削られて角が取れた石が転がる海岸。
石には魂が宿るとされていて、丸い石は特にその力が強いんだとか・・。
そのため、ホノホシ海岸の丸い石を別のところへ持ち出すと、夜になると勝手に動きだして、元の場所に戻ろうとしたり、災いがふりかかると言われています。
「天国と地獄」でも、日高<彩子>が丸い石を持ち上げていたところ、地元の人が「持っていくと呪われるよ」と注意するシーンがありました。
階段落ちはJINでもあった
「天国と地獄」の脚本を書いている森下佳子さんは、「仁-JIN-」の脚本も担当していました。
「仁-JIN-」では、階段から落ちた主人公が幕末にタイムスリップしています。
単なる「セルフオマージュ」の可能性もありますが、もしかすると結末でも同じような展開がまたあるかもしれないですね。
だとすれば、日高<彩子>が、「入れ替わり方」に気づくというシーンも・・。
天国と地獄【考察】入れ替わりは初めてじゃない!
「天国と地獄」の考察では、彩子と日高の入れ替わりが初めてではないとする仮説が浮上しています。
「入れ替わり」は初めてではないとする根拠
- 日高が入れ替わり方をあらかじめ知っていた素ぶりを見せている
- 日高が女性になっても化粧など不自由せず生活している
- 渡辺陸が「癖」だけで彩子の入れ替わりを見抜いた
- 八巻が「癖」だけで「入れ替わり」を見抜いた
他にも探せばいろんなことが怪しくなってきます。
「天国と地獄」の考察がSNSやyoutubeで盛んに繰り広げられていますが、その中から、いくつか入れ替わりのパターンをご紹介していきます。
入れ替わり①日高陽斗と東朔也
第6話で登場した「東朔也」。
もしも事実なら、今、彩子の体に入っているのは日高ではなく東ということに・・!
彩子<日高>が神妙な面持ちで東について調べていたことから、「入れ替わり」してないとしても、何らかの関係があることは確かです。
第7話以降の最重要人物の1人です。
入れ替わり②日高陽人と渡辺陸
「太陽」と「月」という法則に矛盾しますが、「陸=地球」ということで、「入れ替わり」には「太陽」、「月」、「地球」のいずれかがキーワードとなっている仮説。
ストーリーが進むにつれて、この仮説の信憑性は低くなってきましたが、陸が誰かと入れ替わっている可能性はまだ残っています。
入れ替わり③東朔也と十和田元
少し強引ですが、「田」の中に「日」という文字が入っているため、「太陽」と「月」の関係を満たしています。
また、東朔也と日高陽人は奄美大島で入れ替わった可能性が高く、日高<東>は、入れ替わった直後に名前を聞かれたため、咄嗟に「東」と名乗ってしまったのでしょう。
東朔也は、特殊清掃の仕事をしていて、十和田元の遺品を整理する時に漫画を持ち去ったとされています。
その漫画が「暗闇の清掃人φ」である可能性が高いです。
仮に「入れ替わり」が起こっていないとしても、2人が何らかの関係を持っていたことは確かです。

天国と地獄【考察】2人は戻ることができるのか?
「天国と地獄」の結末で、望月彩子と日高彩子は無事元の自分の体に戻ることができるのでしょうか?
現段階では、根拠立てて考察することはとても難しいです。
ここでは、根拠や推理を度外視して推測してみたいと思います。
まず、結論からお話しすると、
2人が元の体に戻ることはないと思います。
その理由は、「天国と地獄」で個人を識別するアイデンティティとなっているのは「名前」や「体」ではなく「魂(中身)」であるからです。
日高と彩子が入れ変わったあと、八巻や陸など親しい人は「癖」や「話し方」などから、2人が入れ替わっていることに気づきました。
その後、日高の姿をした彩子を迷うことなく「望月さん」または「彩ちゃん」と呼んでいます。
「名前」や「体」はあくまでも「記号」や「器」でしかなく、本当に重要なのは「魂(中身)」だということです。
日高と彩子がお互いに関心を抱き始めていることは確か。
この作品のテーマには「究極の愛」とあります。
「たとえ姿形が元の自分であっても、別の人として愛することができる」という結末になるんじゃないかな、と予想しています。
まとめ
以上、「天国と地獄の入れ替わり方」について考察しました。
放送が終わると同時にSNSで考察が繰り広げられていて、ドラマの放送が終わっても楽しむことができます。
たくさんある考察の中に、真相をついているものはあるのでしょうか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

