水曜どうでしょうの人気企画「ユーコン川160キロ~地獄の6日間~」の名言、名シーンのまとめです。
個人的にも、何度も何度も繰り返して見ている大好きな企画です。
最初は「何がアウトドアだよ・・」と罵っていた大泉さんと、「アウトドア嫌い」だったミスターが次第に大自然の魅力に心を奪われていく様子が見どころです。
こちらの記事は「ユーコン川160キロ~地獄の6日間~」のネタバレを含んでいる可能性があります。
水曜どうでしょうは「ネタバレしてても面白い」ですが、あらかじめご承知の上ご覧ください。
Contents
- 1 【水曜どうでしょう】ユーコン川の概要
- 2 名言と名シーン
- 2.1 名シーン「いいから5日間漕げっつってんだ」
- 2.2 名言「ディレクター・・俳優さんなんですか?」
- 2.3 名シーン「持ち物チェックで大泉さん不合格?」
- 2.4 名言「クマが見てぇ!っつってるんじゃない」
- 2.5 名言「おぉ甘いやつといっしょに・・」
- 2.6 名シーン「髪も、体も、お皿も洗える」
- 2.7 名言「いろはの“い”で死ぬってことはないね」
- 2.8 名言「RED SIDE DOWN!」
- 2.9 名シーン「蚊」がミスターの〇〇を襲撃!
- 2.10 名シーン「グレーリング飯」が堂々No.1に!?
- 2.11 名シーン「すずむしVSカブトムシ」
- 2.12 名シーン「世界ふしぎ発見!?」
- 2.13 名シーン「夢がかなったんだな・・」
- 2.14 名シーン「テント設営」タイムアタック!
- 2.15 名シーン「荒々しい」
- 2.16 名言「ユーコンくそくらえ」
- 3 まとめ
【水曜どうでしょう】ユーコン川の概要
「甘味バトル」に負けたミスターと大泉さんは、ユーコン川をカヌー漕いで160キロも降るという罰ゲーム企画に挑むことになります。
いつも通り、ヒゲ(藤村Dの番組内での呼称)はろくな下調べもしておらず、大泉さんの質問に対して
「わかんねぇよ」
と逆ギレする始末・・笑
クマが生息する川辺をテント張ってサバイバル生活しながら、6日間で160キロを走破する旅の中で、これまたいつも通り「やらせなし」の人間観察ドキュメンタリーが始まります!
名言と名シーン
水曜どうでしょうの企画の中でも「ユーコン川160キロ~地獄の6日間~」は傑作です。
どのシーンをとって見ても面白いので、名言や名シーンを選ぶのにとても悩みました。
名シーン「いいから5日間漕げっつってんだ」
水曜どうでしょうは企画が始まる前の企画発表に最大といってもいいヤマ場がきます。
「何をするのか」はおろか、これから「どこへ行くのか」さえも聞かされていない大泉さんが、初めて企画内容を聞かされるシーンに視聴者も一緒になってドキドキしてしまいます。
ただ、「ユーコン川160キロ」では「罰ゲーム企画」という名目上、大泉さんも初めから「これから自分がどこへ行き、何をするのか」を知っていました。
だから、のっけからぼやき節が絶好調です!笑
藤村Dが旅の行程と問題点を説明するのですが、肝心なところは言葉を濁すので、その態度にさっそく大泉さんが食ってかかります。

そして最後には
「わかんねぇよ」
「いいから5日間漕げ」
と乱暴な言葉で締めくくる藤村D。
これだけ聞けば「どんなパワハラだ」と驚くかもしれないですが、どうでしょうファンからすれば、お馴染みの光景です笑。
名言「ディレクター・・俳優さんなんですか?」
カナダのホワイトホースについたどうでしょう班は、現地ガイドの熊谷さんと合流。ホテルへ向かう前に、さっそくユーコン川を下見に行きます。
その車中で熊谷さんが、タレントよりしゃべる藤村Dに
「ディレクター・・俳優さんなんですか?」
と驚くのでした。
普通のテレビ番組とはあまりに違う撮影状況にあっけにとられる熊谷さんの様子をみて味をしめた藤村Dは、調子に乗ってさらに大きなリアクションを取り始めるのでした。

名シーン「持ち物チェックで大泉さん不合格?」
ホテルに着くと、これから6日間テント生活をするための装備のチェックします。
ガイドのメアリーと熊谷さんが「帽子、長袖のジャケット・・」と一覧を読み上げるのですが、何も聞かされていない大泉さんは当然ながら何も持って来ていません笑。
「お前持って来てないのか?」という藤村Dに、
「一言かいったか?」
と当たり前の指摘をする大泉さんでした。
ガイドの熊谷さんも、あらかじめ展開がわかっていたかのようなリアクションでした。
もしかしたら事前に打ち合わせみたいなのがあったのかもしれないですね。
名言「クマが見てぇ!っつってるんじゃない」
持ち物チェックはすれど、肝心のクマについて何も話してくれないガイドたちに、ついに業を煮やした大泉さんは、「クマはどうなんだ?」と直接尋ねます。
すると、「Oh,Bear yeah Bear is・・
「たっくさんいます。」
まるで「楽しみにしていろ」と言わんばかりのガイド陣に、
「違う違う。
僕たちはクマが見てぇっつってるんじゃない」
と、強く否定する大泉さんでした。
即座にこの返しができるってさすがです。
このやりとりは世界中の誰が聞いても笑ってしまいますよね。
名言「おぉ甘いやつといっしょに・・」

クマ対策として、テントの中に食べ物や甘い匂いのする物を絶対に入れてはいけないと注意されると
「おぉ甘いやつといっしょに・・」
と藤村Dを指して言う大泉さん。
いつも甘いものばかり食べているヒゲは、知らないうちに体から甘い匂いを発しているんだそうです笑
「絶対外で寝ろ」
これにはガイドの熊谷さんも大ウケしてました笑
名シーン「髪も、体も、お皿も洗える」
ユーコン川では、当然お風呂なんてありません。
体はタオルで拭くなどするしかなく、「髪は洗えないのか?」と尋ねると「環境のことを考えるとシャンプーの水を流したくない」と答えられてしまいます。
しかし、「髪にいいかわからないけど、環境にはいい石鹸がある」んだそうです。
「髪にいいかわからない」という言葉に即座に反応するどうでしょう班。
「環境にはいいかもしれないけど、次の日V回したら、誰かわかんないようなつるっパゲがいたらどうするんだ」とガイドの熊谷さんに食ってかかります笑。
フォローのつもりで「この石鹸はお皿洗いにも使える」と、まるでテレビショッピングの商品紹介のようにメリットを畳み掛けて伝えるのですが逆効果でした笑
ホテルでの一連の会話は、ユーコン川の企画の中でも大好きなシーンの一つです。
名言「いろはの“い”で死ぬってことはないね」
ユーコン川で、カヌーに乗って本格的に川下りをする前に、カヌーの乗り方、テントの張り方、クマ対策などのレクチャーを受けることになっていました。
まさに「アウトドアのいろはの“い”を教わることになっていたのです。
それを聞いた大泉さんは、「それは安心。」と少しだけほっとした様子を見せていました
しかし、水上飛行機に乗って出発する間際になると
「いろはの“い”で死ぬってことはないね」と冗談混じりでいうのでした。
過酷な企画が多かった初期の水曜どうでしょうでは、大泉さんたちのこういった自虐的なセリフがツボでした笑
名言「RED SIDE DOWN!」
ユーコン川の川辺につき、初日のテントの設営を終え、風が収まるのをまってようやくカヌーのレッスンです。
講師は今回の旅のメインガイドでユーコンを知り尽くしている男ピートです。
見た目は髭をたくわえた温厚そうな人で、大泉さんたちも「大丈夫かな(万が一の時)クマと戦ってもらえるかな・・?」と冗談混じりに心配したほどです。
ピートは基本無口でぬぼーっとした人です。
料理担当も兼任していて、「料理にアルミホイルが混じっていて美味しいでしょ?」などと、細かいジョークをぼそっという感じの人です。
そんなピートは船底が赤く塗られたカヌーの前に立って、初めにもっとも重要なことを伝えます。
「カヌーの赤い方が常に下を向いていることが重要だ。」
「RED SIDE DOWN」
これには大泉さんも「もっと大事なこと教えろ」とツッコむのでした笑
この後も、一回一回ジョークを交えたピートのカヌーレッスンは続きました。
名シーン「蚊」がミスターの〇〇を襲撃!
ユーコン川でのキャンプ初日。
アウトドア生活で初めて用を足したミスターを蚊の大群が襲いました。
虫除けスプレーを持って、森の中へ向かったミスター。
その数分後に森の中から笑い声と一緒に
「キビしぃ!!!」
という悲痛な叫び声が。
さらに数分後・・、お尻をかいて泣きながら森から出てくるミスター。
ミスターのお尻にはボタンみたいな赤い点々が無数にできていました。
それを見た大泉さんは
「過酷!この旅過酷!」とこぼすのでした。
こういったくだらないことを、真剣に深刻そうに演出するのが水曜どうでしょうの面白さの一つです。
名シーン「グレーリング飯」が堂々No.1に!?

キャンプ2日目の夜。
シェフ大泉が登場!
今回は、ユーコン川に生息するグレーリングという魚を、ご飯と一緒に炊き合わせる鯛飯のような料理。
これが、なんとも言えない
不味さ
でした。
これまで、シェフ大泉は色々な激マズ料理を作って、ミスター、藤村D、嬉野Dにお見舞いしてきました。
そんな中で、グレーリング飯は次のように高い評価を得ています。
嬉野Dのランキング
1位「アラスカの初日のパスタ」
2位「グレーリング飯」
ミスターのランキング
1位「わかさぎの活き造り」
2位「エビチリ」
3位「グレーリング飯」
藤村Dのランキング
1位「グレーリング飯よりまずい物は見当たらない」
このように、高い評価を得ることになりました。
この所業を見て、ガイドの二人はこれ以降、大泉洋にまともな食材を渡すことはありませんでした笑
そりゃそうですよね笑
名シーン「すずむしVSカブトムシ」

キャンプ3日目。
この日もシェフ大泉は、激辛料理を振る舞いました。
そして、寝ようかとテントの中で横になる大泉さんに、藤村Dが食ってかかります。
「蚊にさされてないけど、(激辛料理のせいで)幾分唇がはれぼったい」
と苦情を言うのですが
「それはお前が蟻だからだ」
「樹液でも吸ってこいよ」
「かぶとむしみたいな脳みそしやがって」
と畳みかけます。
これに
「カチッ」
ときた藤村Dは
「なんだこの野郎、すずむし」
「すずむしくらいの脳みそしかないから、あんなもんしか作れないんだ」
と応戦。
ここの「カブトムシとすずむし」の舌戦は、水曜どうでしょうの歴史の中でも、名勝負の一つです。
大泉さんはもちろんなんですが、藤村Dの会話の切り返し力も、もはや一流タレント並です。
名シーン「世界ふしぎ発見!?」
キャンプ4日目。
この日、ゴールドラッシュで使われていた船を題材にしたクイズで、ちょっとした小ネタをはさみます。
「世界ふしぎ発見」をモチーフにして、大泉さんが一人でMC、回答者、出題者をモノマネでこなします。
この時の板東英二と黒柳徹子のモノマネは秀逸で見ものです!
名シーン「夢がかなったんだな・・」

4日目の午後。
カヌーを漕ぎすぎて首を痛めた大泉さんの代わりに藤村Dがカヌーに乗り込みます。
ユーコンでカヌーに乗るのが夢だったと語る藤村Dは感慨深そうです。
しかし、おっさん二人が漕ぐカヌーは、開始20分足らずで、いきなり大きな出来事を起こします。
カヌーは前の人がエンジン。後ろの人が操舵の役割を果たして進みます。
後ろに乗り込んだ藤村Dでしたが、イヤホンが外れていることを大泉さんに指摘され、ちょっと手を離していた間にカヌーは岸へ向かっていき・・
直前にカーブのインをついて最速で曲がろうとしていたことも仇となって、二人が乗ったカヌーは岸へどんどん近づいていきます。
ミスターが危険を感じて、藤村Dに岸と反対側へ舵を切るように指示しますが、時すでに遅く二人が乗ったカヌーは岸に激突!
あわや転覆の危機を乗り越えた二人で、その原因を作った藤村Dは大泉さんから、ものすごい非難を浴びるのですが
「大丈夫!大丈夫!」
と根拠のない強がりを言うのでした。
名シーン「テント設営」タイムアタック!
キャンプ4日目のテント設営。
初日から比べて随分と設営に要する時間も短くなってきていました。
そこで、目標タイム3分を目指してテント設営タイムトライアルが始まりました。
「よーい!スタート!!」
の合図と共に
「ゴォウ!
ゴォウ!
ゴォウ!!」
「ムーブ!
ムーブ!」
と掛け声をかけてテント設営するどうでしょう班。
途中、「逆逆!」だとか、「早くペグ打て!」だと罵倒しあいながらも、なんとかテントを設営。
しかし結果は「4分15秒」
最後のペグ打ちに手間取ったということで、大泉さんはペグ打ち100本を命じられるのでした。
このシーンでの大泉さんと藤村Dの「ゴォウ!ゴォウ!ゴォウ!」という掛け声は、普段何かを頑張ろうとしているときに、こっそりと心の中で叫んだりしています笑
名シーン「荒々しい」
「絵になる男」
をテーマに、大泉さんとミスターの対決が始まります。
ミスターが煙草を吸いながら焚き火に薪をくべれば、大泉さんは薪についた火で煙草に火をつけます笑
しかし、それでもD陣の二人は「うーん・・」と首をかしげます。
そこで、水辺からバケツで水をくんで荒々しく運んでみてはどうかと提案する二人。
実際にやってみると
「バシャ」
「バシャ」
「バシャーっ」
荒々しいよりも騒々しい男になってしまいました笑
すると今度は、ミスターが「頭にいいかわからないけど、環境にはいい石鹸」を使って髪をあらい、川に頭をつけて荒々しく髪についた石鹸を洗い流します。
それを見た大泉さんは
「これが一番荒々しいんじゃないか?」
と嫉妬するのでした。
すると今度は、「用意した携帯シャワーで荒々しく髪を洗ってはどうか」と提案する藤村D。
しかし、いざやってみると
そこに写っていたのは
「ただパンイチで森の中で髪を洗う男」
でした。
蚊がすごくて、大泉さんが服を着る前にその場を離れるミスター、藤村D、嬉野D。
「待てって!」
といいながら、服を着る時間も与えてもらえず、
パンツ一丁に、長靴の格好で森の中を疾走する大泉さん。
「この絵が一番荒々しいんじゃないか」
ということに気づくのでした笑

名言「ユーコンくそくらえ」
4日目の夜。
夕ご飯を終えて焚き火の前で、語り合う4人。
あたりを取り巻く静寂・・。
これまでアウトドアが嫌いだったミスターが、旅の中でどんどんアウトドアにはまっていたのでした。
この企画では語られませんが、ミスターは現在北海道の赤平の山の中で暮らしています。
今では誰よりもアウトドア好きになってしまったミスターですが、そのきっかけは、このユーコン川の企画だったのかもしれませんね。
企画が始まった時は、藤村Dが無理やり「楽しいね!」と言わせようとしていましたが、いつのまにか自然にアウトドアの魅力を伝える形になっていたのです。
アウトドア嫌いだった人間が、次第にアウトドアの魅力にはまっていく様子にはガイドの二人も嬉しかったのではないでしょうか。

大泉さんも、自分がこのロケーションに癒されていることを認めながらもあえて
「ユーコンくそくらえ」
と、このように私たちは思っていますよ。と冗談混じりに言うのでした。
おそらく、この企画以降、水曜どうでしょうのファンが熊谷さんたちを尋ねることもあったはずです。
下手な旅行番組より、よっぽど宣伝効果があったことは間違いありません。
まとめ
以上、「水曜どうでしょうのユーコン川165キロ」の名言、名シーンをまとめて紹介しました。
この企画は本当にどのシーンをとっても面白くて、名シーンと言いながらも結局ほとんどの場面をご紹介してしまいました。
ちなみに、ユーコンの企画における最大の山場とも言える終盤の「流木激突」についてはあえてふれていません。
なぜなら、実際に映像で見ていただきたいからです。
あのシーンばかりは、実際に映像でみないと緊張感なども伝えられそうにありません。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!